憲法・共同を力に壮大な国民春闘と強大な組織建設で、雇用・生活・中小経営の危機突破をはかろう! アメリカのサブプライムローン問題に端を発した金融危機は「100年に1度の経済危機」といわれるように世界同時不況の様相を呈し、日本経済と国民生活にも深刻な影響を与えています。 資本主義の総本山といわれたアメリカにおいて、カジノ化されたアメリカ型金融システムの破綻が明らかとなり、昨年11月の金融サミット(G20)では金融への規制強化が合意されました。 これは「カジノ資本主義」の害悪を認めるとともに、米国流「新自由主義」の破綻を示したものでもありまた資本主義の経済活動を極限まですすめた利潤第一主義の本質を露呈したものでもあります。 世界の金融資産は実体経済の4倍にのぼり、90年には名目GDP3100兆円に対しその1.8倍の5500兆円だったのが、07年には名目GDP6400兆円の3.4倍に当たる2京2000兆円にまで膨れ上がっています。この余剰資金が「ばくち経済」に回されて、例えば外国為替取り扱い額は1日330兆円にのぼるなどの投機に使われ今日の金融危機を招いているのです。 この危機に変化を求めたアメリカ国民は人種問題を乗り越えて、アメリカ史上初の黒人大統領オバマ氏を選出しました。これまで世界を席巻してきた競争万能の新自由主義が宗主国アメリカにおいても批判の的にさらされ、オバマ新大統領は就任式で「市場は注意深く見ていないと制御不能になるおそれがある」と、強いもの勝ちの富者優先の政治に危機感を募らせました。 福岡県 北九州市 若松区 ビジネスホテル うめかぜ組合

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